いつまでも忘れない、おやすみ、羊

昔、近くの山に秘密基地を作った
シートひいたりね、まあお約束のやつ
あと山を削ったあとの崖みたいなところ
フェンスを乗り越えて
その縁に座る、
風に吹かれながら
遠くを眺めるのが好きだった
眼下は線路で
なんだか怖いような楽しいような
不思議な気持ちになるのもよかったんだなあ

いつから山に行かなくなって
秘密基地の仲間だった子と
つるまなくなったのか
もう思い出せないや。

この間
あの崖が遠目にみえることに気づいたけど
いつの間にか
すっかり様変わりしていた。

そんなもん。思い出とか。


秋は
空を柿の木ごしにみること
が好き。
柿は落葉樹だから実を残して葉は散るのねー
きれいなオレンジ色(柿なのにっぷっ)と
秋の高い空の青とのコントラストがすてち。
枝ぶりも面白いんだよね。


いやーしかし本格的に寒くなりますな。