「いい曲だな、ジャズの定番。僕もよく聴くよ」
そういうと彼女は歌うのをやめてしまった。
本当は歌なんてどうでもよかったし、ジャズもよくわからなかった。
ただ彼女と話がしてみたかった。
「うそ」
「え」
ふ、と白い息がもれて消える。すごくきれいだ。そんなことをぼんやり思った。
「好きなふりしなくたっていいよ。本当は嫌いでしょう」
「なにが」
「ジャズ、そんなに好きじゃない」
そう言って僕のほうをむいて、持っていたカメラでぱしゃり、とシャッターをきった。
僕はだまって、ただカメラを持つ彼女の指をみていた。
とかって。とかって...。
「NEXT STAGE」/POINT133.528の例題から。
この文は本当おもしろかった!
ネクステやってるとさあ、
どうしてその会話になったのかとかばっかり考えちゃうんだよね
結果的に手が止まる。
テストで出れば考えたことは覚えてるのに原文忘れてるし!
まあきもいって言われればそこまで。
健全な方向にしか妄想は使えないから一応大丈夫。
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