「…戦争だって? そんなものはもうとっくに始まってるさ。」

こんばんは。
少し間があきましたご無沙汰しております。


「機動警察パトレイバー」の
劇場版2作が面白い。
テレビシリーズは
いまいち好きになれなかったけど
劇場版は何度もみてる。

1作目は
なんと言っても東京。
下町の風景が素晴らしいんだよね、
忘れ去られていく遺物として
描かれているからか
廃墟となった町並みがなんだか物悲しくて。
あとは演出がぞくっとする。
押井作品によく出てくる
人物を魚眼でみたように描くのとか、
あと冒頭のホバの表情が。
楽しいんだけど深い、どきりとする感じ。
ストーリー的にもレイバー中心だから
テンポがいいんだよね。

で、2作目は、
とてもシリアス。
「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」「東のエデン」
両方の原点のような、
そういう要素がたっぷり。
そして荒川が合田一人。元祖合田。
竹中直人が上手い。
声がいい上、何をやらせても上手い。
好きなんです。竹中直人。
途中、荒川と後藤が
船で平和について話すシーン
格好いい。工場地帯と鳥。
映像が素晴らしいから
他にも格好いいシーンが山ほど。
内容はとても重いし考えること多いけど
一見の価値ありだよ本当に。

テレビシリーズ全部みてなくても、
1-5話くらいまでみれば
映画もいけるかな。
むしろみなくたって支障少ないと思うな。
別物な感じ。


押井守のビューティフル・ドリーマーから
このあたりの時期の作品
好きなんだよね。
いやみんな好きなんだけどさ。
「天使のたまご」(あまりの難解さに一度みるために何度か意識を失った←寝)はまあ別として
シリアスかつユーモア、ギャグ要素が
混在してる感じ
「GHOST IN THE SHELL」「人狼」「イノセンス」
とかになってくると難解さを極めた
何と言うか哲学的で無機質
眉間にしわよせて楽しむ、みたいな
それでも2作目に関しては
かなりこっち寄りなんだけど。

押井守いける人は面白いんじゃないかな。


何だか前にも増して
趣味の話ばかり。
人と会わないとずっとアニメ本漫画ゲーム映画
無限ループだからなあ。
恐ろしい時代だ。
家からでることなく延々と過ごせる。